Netflixの広告付きプラン、提供地域においては新規加入者の50%以上がこのプランを選択している

Netflixには広告付きプランがあるが、提供地域においては新規加入者の50%以上がこのプランを選択しているそうだ。「広告つきスタンダード」プランは前期比で35%増の成長になったという。 「Netflix」画像・動画ギャラリー 広告つきプランは登場してから2周年を迎えようとしている。この広告付きプランが好調だとNetflixが第3四半期（2024年7月～9月）の決算報告にて明らかにしている。 ただし、まだ広告主が満足するような規模にはなっていないようで、2025年にはすべての広告付きプラン提供国でその規模に到達する予定だという。2026年以降に広告付きプランの会員数を増やすため、さらなる基盤を構築していくそうだ。また、第3四半期のNetflixの新規加入者は510万人だったという。なお、2023年の第3四半期における新規加入者は880万人だった。 Netflixでは継続ユーザーのみが加入できるベーシックプランがあるが、段階的に終了していく件があらためて言及された。この四半期に米国とフランスでベーシックプランを段階的に廃止したが、第4四半期内にはブラジルでも同様に廃止するという。日本についてはまだ言及されていないため、すぐには廃止されないかもしれない。時期は不明だが、今後ベーシックプランが廃止されるというのは間違いないのだろう。 IGN USによると、Netflixは合計2億8272万人の加入者がいるという。ただし、今年を最後にNetflixは加入者数の報告をやめるそうだ。第3四半期の売上高は前年同期比で15%増の980万ドルとなり、次の四半期での売上高や加入者数の伸びは第3四半期を上回ると予測されているという。 サブスクの広告付きプランというと、Amazonも日本のPrime Videoで2025年から広告を表示すると発表していた。Netflixの広告付きプランが好調ということで、Amazonも後追いする形になりそうだ（すでに米国では広告が表示されている）。今後、サブスクでは広告付きプランがもっと普及していくのかもしれない。なお、Netflixは日本での月額料金の値上げを発表したばかりだった。