「HEROES」のヘイデン・パネッティーア、広場恐怖症を再発 告白インタビューが炎上する
ドラマ「HEROES」のチアリーダー、クレア・ベネット役でブレイクしたヘイデン・パネッティーア。最近表舞台に出てくることが減っていたけれど、実は広場恐怖症を患っていたことを告白した。
最近雑誌『ピープル』のインタビューに答えたヘイデン。2023年2月に弟で同じく俳優のジェンセン・パネッティーアが心臓の肥大が原因で急死したことが引き金になり、過去に患っていた広場恐怖症が再発したことを明らかにした。広場恐怖症は不安症の1つで医学事典「MSDマニュアル」によると「強い不安に襲われたときにすぐに逃げられない、または助けが得られそうにない状況や場所にいることに恐怖や不安を抱く状態」で自宅の外に1人でいたり、人混みや広い空間にいたりすることに恐怖や不安を感じる。ヘイデン曰く「ジェンセンの葬儀はとてもプライベートな場所で行われた。その葬儀から出てくる自分の姿をパパラッチに撮られ、その写真を見なくてはならなかった。とてもショックで自分を認識できなかった。そして過去に苦しんだ広場恐怖症が再び現れた」。またジェンセンを失ったことで体重が18キロ近く太ったことも告白した。
雑誌『ピープル』はインタビュー動画の抜粋をインスタグラムに投稿した。するとこれが大炎上。理由は話しているヘイデンの様子がとても元気そうとは言えなかったこと。一部のファンはヘイデンがまだ弟の死から立ち直っていないと指摘、『ピープル』が人の哀しみや命を搾取していると非難した。またヘイデンに生気がないことやのろのろと話していること、ときどきろれつが回っていないように聞こえることからから、広場恐怖症を治すためにまだ薬を飲んでいるのではないかという声も上がった。アルコールや薬物依存症なのではないかと疑うフォロワーもいた。
これに対してヘイデンがメッセージを発表、反論した。ヘイデン曰く「自分がこのような立場に置かれていることが理解できない。でも話すのが速いとか遅いとかで批判されることのない空間でこの問題を取り上げなくてはならないと感じている」。のろのろ話していることを批判されたことに不快感を露わにした。ヘイデンは愛犬が緊急手術を受けたため、このインタビューを収録する2日前からほとんど寝ていなかったことを告白、ぼんやりしているように見えるのは寝不足のせいだと説明した。またインタビューの前にも8時間かけて撮影をしていて、その疲れが出ていたとも。薬で治療中なのではないかという意見には「哀しみには人それぞれの形がある。私が薬を飲んでいるのかどうかは誰にも関係がない。私と主治医の問題だ」とコメントしている。ちなみにヘイデンの代理人は新聞「ニューヨークポスト」にコメントを発表。「弟について初めてマスコミに対して語るのはとても感情的になる体験だった」と説明し、ヘイデンがその前の仕事で疲れていたことも強調している。また「アルコールや薬物は摂取していない」と強く否定している。
SNSに書き込まれたコメントの中にはヘイデンを擁護したり応援したりするものもあった。ヘイデンは「このカオスの中、私を弁護してくれた人に感謝している。私は今も回復途中です。私たちみんながそうであるように」とコメントしている。ヘイデンはすでに女優業を再開しているそう。完全復活してくれるのを静かに待ちたいもの。