“海底露出”で観測不能の津波観測点 別場所に設置し観測再開 気象庁
最大震度7を観測した能登半島地震では、海岸が隆起するなど大規模な地殻変動が起き、気象庁が石川県珠洲市に設置している津波観測点は海底が露出したため観測できなくなっていましたが、気象庁は近くの港に代わりとなる観測機器を設置し津波の観測を再開したと発表しました。 気象庁によりますと、珠洲市に設置している津波観測点「珠洲市長橋」では1日の大地震でこの観測点の一帯で大規模な地殻変動が起きて地盤が隆起、海底が露出したため、津波観測が出来ない状態になっていました。 観測データは津波警報の切り替えや解除に必要となるため、気象庁は早期復旧に向けて作業を進めていましたが、7日、気象庁と国土交通省港湾局の職員が現地に入り、「輪島港」に代替となる津波観測点を設置したということです。 これによって8日正午からは能登半島の北側の地域の津波監視が再開し、津波が発生した場合の津波情報への活用も可能になったということです。
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