阪神が投手陣の踏ん張りを生かせず痛いドロー リーグ戦再開後4戦は「平均1得点」
(セ・リーグ、阪神1-1中日=延長十二回、11回戦、阪神6勝3敗2分、25日、甲子園)阪神はサヨナラのチャンスを生かせず、3時間59分の熱闘で今季5度目のドロー。岡田彰布監督(66)は監督通算700勝に王手をかけてから3戦連続の足踏みとなり、ヤクルトに勝利した首位広島とのゲーム差は「3・5」に広がった。 四回に佐藤輝明内野手(25)が右越え適時三塁打を放って1カ月半ぶりの打点をマークし、先制したのは阪神だった。先発した大竹耕太郎投手(28)は1-0の六回に中日・細川成也外野手(25)に同点ソロを浴びたものの、7回を7安打1失点でまとめた。 打線は終盤に訪れた再三のチャンスを生かせず。九回には1死満塁で代打・渡辺諒内野手(29)が空振り三振に倒れ、続く小幡竜平内野手(23)も中飛に打ち取られてサヨナラ機を逃した。延長十回にも中野拓夢内野手(27)の二塁打と、代打・豊田寛外野手(27)の二塁内野安打で2死一、三塁としたが、4番の大山悠輔内野手(29)が三ゴロに倒れた。 リーグ戦再開後の4試合の得点は「1、2、0、1」で平均1点と低調な攻撃が続いている。先発、リリーフ陣の粘りを、打線がまたも生かせなかった。