死後の世界にあるのは天国でも地獄でもない「あの世タウン」!? 霊能力者が教えるあの世事情【書評】
あの世に着いてまずやることは、ひとりきりで「自分の一生」というタイトルの映画を鑑賞することだという。客観的に自分の一生を振り返る反省会をして、死後の世界のコミュニティ・あの世タウンへ向かうのだ。この反省会は、死にかけた人が見る走馬灯と同じものだという。死んでも反省会をすることになるのかと思うと、少し鬱々とした気持ちになってしまう。死後の世界で自分が羞恥心で苦しまないようにするためにも、毎日まっとうに生きていきたい。
本作は、こうしたあの世の基礎知識が盛りだくさんの1冊だ。本当に社会科見学しているような感覚で、あの世について学んでいける。本作を読んであの世が本当にありそうだと感じたなら、あの世に旅立つときの乗り物を決めつつ、悔いの残らない人生を送ってもらいたい。 文=ネゴト/ 押入れの人