「じいじ、ばあばありがとう」 射水の「天然温泉海王」 園児が檜にメッセージ、湯船に浮かべ
●16日は「敬老の日」 射水市鏡宮の「天然温泉海王」の浴場で、16日の敬老の日にちなんだ「おじいちゃん・おばあちゃんありがとう風呂」が行われている。檜(ひのき)の輪切りの板約700枚には富山、高岡、射水、氷見市内の保育園、幼稚園の園児にメッセージや絵を書いてもらい、湯船に浮かべており、利用者の心と体を温めている。 ありがとう風呂は18年前から続く海王の恒例行事。檜は三重県尾鷲市の世界遺産・熊野古道で間伐された檜の枝を購入している。板は直径約10センチ、厚さ約3センチの円形に加工して、園児にメッセージを書いてもらった。 園児は「じいじ ばあば いつもありがとう」「じいちゃん またあそぼう」などとメッセージを書いたり、かわいい家族の顔やアニメキャラクターを描いたりした。 入浴客からは「檜のいい香りが漂い、メッセージを読むと心も温まる」と好評だ。 津幡真一社長は「次世代の子供たちに優しい心をつなぎたいとの思いがある。利用者に園児の感謝の心を伝えたい」と話した。ありがとう風呂は23日まで行われる。