ミラノ証取で初のストライキ 海外移転計画で雇用確保懸念
ミラノ、イタリア、6月28日 (AP) ― 雇用確保が懸念される中、ミラノのイタリア証券取引所の職員が6月27日、史上初のストライキに突入した。 労組は勤務時間の終わりの2時間を2時間の時限ストに当て、イタリア最大の証券取引所であるミラノ証券取引所前でストライキを決行したが、その日の取り引きは支障なく継続された。 組合の代表によると、イタリア証券取引所を運営するユーロネクストは、取引所機能の一部を海外に移転することを計画しているが、職員の雇用が何も保証されていないという。また、同部門の新たな全国契約にもかかわらず、同社は昇給を拒否したという。 労組は、2021年にイタリア証券取引所を買収して以来、同取引所を所有する汎欧州企業であるユーロネクストの売却計画に懸念を抱いている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)