[ニューイヤー駅伝展望]前回王者トヨタ自動車には『箱根駅伝組』鈴木芽吹、吉居大和ら加入、ホンダは2年ぶりの王座奪還を狙う GMOは悲願Vなるか
新春の上州路で日本一を決める第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、7区間100キロ)が1日、群馬県庁を発着点に行われる。37チームが出場する今年は、昨年の箱根駅伝をわかせたルーキーやパリ五輪日本代表など有力選手が多数エントリー。前回王者のトヨタ自動車(中部)、2年ぶりの王座奪還を狙うホンダ(東日本)を中心に激戦が予想される。 前回8年ぶり4度目の頂点に立ったトヨタ自動車は、中部駅伝2位からの巻き返しを期す。パリ五輪1万メートル代表の太田智樹ら充実の戦力に、箱根駅伝で活躍した駒大出身の鈴木芽吹、中大出身の吉居大和ら頼もしいルーキーを加えて2016年以来の連覇に挑戦する。 前回は2位で3連覇を逃したホンダも、パリ五輪マラソン代表の小山直城、3000メートル障害代表の青木涼真を擁す布陣で挑む。優勝争いに絡んできそうなのは、東日本駅伝で1区から独走して初優勝したGMOインターネットグループ。昨年12月の福岡国際マラソンで男子マラソン日本歴代3位のタイムで優勝した絶好調の吉田祐也らが名を連ね、本選でも悲願の初優勝を狙う。 マラソンで6位入賞した九電工(九州)の赤崎暁、3000メートル障害で2大会連続入賞したSUBARU(東日本)の三浦龍司とパリで躍動したオリンピアンの走りにも注目だ。
中日スポーツ