【10節を消化して見せた、浦和レッズの変貌(1)】ヘグモ監督が「固定から発展」と説明する“チームの姿”……安居海渡と石原広教の得点コンビの“焼き魚定食での決起集会”
特別な言葉は何も交わしていない。それでも、焼き魚定食に舌鼓を打ちながら、浦和レッズの安居海渡と石原広教はいつしか同じ思いを共有していた。 ■【動画】「何だこの天才は」と大興奮の、浦和MF中島翔哉が終了間際に披露した「超絶技巧の“鬼テク”キープ」■ 名古屋グランパスをホームの埼玉スタジアムに迎える、J1第10節を翌日に控えた27日。さいたま市内の定食屋に2人はいた。ひとつ年上の25歳の石原が言う。 「一緒にご飯に行きました。特にそういう話はしていませんけど、雰囲気として『頑張ろう』という感じはありました。お互いに試合に出ていなかったので」 名古屋戦へ向けた練習を通じて、石原は右膝の骨挫傷で離脱した酒井宏樹に代わる右サイドバックで4試合続けて、安居はチーム内の最激戦区となるインサイドハーフで初めて先発するのがわかっていた。定食屋は決起集会の舞台に変わった。 浦和は2連敗で、ともに無得点で名古屋戦を迎えていた。3試合、211分ぶりのゴールが生まれ、浦和が先制に成功したのは24分。お膳立てしたのは石原。そして、ゴールネットを揺らしたのはそれまで無得点だった安居だった。
■虚を突いたストライカーの行動
FW前田直輝とMF伊藤敦樹がハイプレスを連動させて、名古屋を右サイドの奥深くに追い込む。MF米本拓司が何とか前へ浮き球のパスを蹴り出したが、ターゲットとなったMF和泉竜司にも石原が重圧をかけてプレーを限定させた。 和泉は自軍のゴール前のMF稲垣祥へ、頭でボールを繋ぐしかなかった。次の瞬間、待っていましたとばかりに今度は安居が稲垣との間合いを詰めた。 「あそこに(和泉のパスが)出てくるかな、というイメージがあったので。自由にやらせないようにしようと意識して、(稲垣に)詰めていった感じですね」 稲垣は利き足と逆の左足で大きく蹴ろうとした。しかし、ボールはほぼ真上に浮いてしまう。誰よりも早く落下点に入ったのはFWチアゴ・サンタナ。相手ゴールに背を向けた体勢で、ブラジル人ストライカーは想定外のプレーを見せた。 「自分のなかでちょっと意外だったというか、正直、前へパスを出すとは思わなかった。後ろで繋ぐと思っていたし、あれがストライカーの考え方なのかな、と」 ボールの落ち際で、サンタナは右足を駆使して自身の背中越しへパスを出した。虚を突かれた稲垣に当たってこぼれたボールに、誰よりも早く反応したのは安居。そのまま抜け出し、左足で名古屋の守護神ランゲラックの牙城に風穴を開けた。 「ちょっと遅れましたけど、それでもあそこに走り込めたのがよかったと思っています。ちょうどスペースが見えたので、あとはボールを流し込むだけでした」
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