今年の日本の平均気温、過去最高となる見通し…気象庁「今年は異常だった」
気象庁は25日、今年の日本の平均気温が1898年の統計開始以降で最も高くなる見通しだと発表した。同庁は「今年の日本の気温は異常だった」との見解を示した。
都市化の影響が小さい全国15地点の平均気温を分析。その結果、1~11月の平均気温は、過去最高だった2023年を0・35度上回っており、年間の平均気温の記録を大幅に更新する見通し。地球温暖化の進行により、1898年以降、100年あたり1・40度の割合で上昇しているという。
一方、地域別の今年の気温は22日現在、平年よりも東日本で1・6度、西日本で1・5度、沖縄・奄美で1・0度それぞれ高く、いずれも過去最高となる見通し。北日本は1・6度高く、2位の見込み。
日本近海の海面水温の平均も平年より1・46度高く、過去最高だった昨年(平年比プラス1・10度)を上回る見通し。