5月に東京ドームで世界初挑戦の桑原拓 が29歳の誕生日にユーリ阿久井戦へ決意表明
◆プロボクシング ▽WBA世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・ユーリ阿久井政悟―同級3位・桑原拓▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥―ルイス・ネリ(5月6日、東京ドーム) 5月の東京ドーム決戦で、WBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に挑戦する同級3位・桑原拓(大橋)が4日、29歳の誕生日を迎えた。桑原は自身のXで「今日で29歳になりました たくさんのお祝いメッセージありがとうございます!」と報告と感謝の言葉を投稿した。 桑原は「これまで支えてくださった方々、そして1番は強い身体に生んで育ててくれた両親に感謝して20代ラスト頑張っていきます! まずは5/6の大一番に向けて!最高の歳になるように頑張ります! 応援よろしくお願いします!」と世界初挑戦の舞台へ意欲を示した。 5月6日の東京ドームではWBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)がWBC同級1位、WBA5位、WBO2位ルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受ける4団体王座統一戦をメインイベントに、日本ボクシング史上初の4大世界戦となる。 戦績は28歳のユーリ阿久井が19勝(11KO)2敗1分け、29歳の桑原が13勝(8KO)1敗。 WBCでも8位、WBO11位と世界ランク入りしている桑原は、プロ15戦目での世界初挑戦。「スピードスター」の異名を取る29歳は興国高―東農大で活躍。高校2冠などアマチュア戦績は50勝18敗で、2018年5月にプロデビュー。現WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)と同じ経歴をたどったことから「井岡2世」と注目された。2021年7月、当時日本王者のユーリ阿久井に挑戦も、ダウンを2度奪われるなどして10回TKO負け。ユーリ阿久井は今年1月、大阪でアルテム・ダラキアン(ウクライナ)に判定勝ち。世界初挑戦で岡山県のジム初の世界王者となった。 桑原はその後、再起し、22年10月にはジーメル・マグラモ(フィリピン)に判定勝ちして東洋太平洋王座を手にした。昨年7月には世界挑戦経験もあるウラン・トロハツ(中国)に4回KO勝ち。初防衛に成功した。 試合はPrime Videoでライブ配信される。
報知新聞社