中国新疆でM7.1の地震 住宅倒壊、3人負傷と報道
【北京共同】中国新疆ウイグル自治区アクス地区ウシュトゥルファン県で23日午前2時9分(日本時間同3時9分)ごろ、マグニチュード(M)7.1の地震が起きた。震源の深さは22キロ。中国地震局が発表した。国営中央テレビは、アクス地区と隣接するクズルス・キルギス自治州で3人が負傷したと報じた。住宅が倒壊しており、閉じ込められた子どもが救出されたという。 【写真】23年12月の地震で被害を受けた建物 中国甘粛省
国営通信新華社によると、ウシュトゥルファン県でも住宅が倒壊し、停電が発生。住民らは体育館などに避難した。 ウシュトゥルファン県はキルギスとの国境付近に位置する。海抜3千メートルの高地にあり、気温は氷点下10度前後の厳しい冷え込みという。中央テレビは、区都ウルムチからアクス地区に救援隊が急行する映像を伝えた。 米地質調査所によると地震の規模はM7.0。余震とみられるM5級の揺れが続いた。 新華社は、ウシュトゥルファン県で約1分間揺れが続き、天井から照明が落ちたとする住民の話を伝えた。自治区カシュガルやホータンなど広い範囲で強い揺れを感じたという。