声優・緒方恵美“役者として”初のドラマ出演「正直驚きました。大丈夫ですか私で!?と」
俳優の川口春奈が主演、木南晴夏、畑芽育が共演する、TBS系金曜ドラマ『9ボーダー』(毎週金曜 後10:00)の第2話(26日放送)ゲストとして、八海の運命を左右する(?)一癖あるクールでミステリアスな占い師役で声優・緒方恵美の出演が決定した。 【写真多数】川口春奈、木南晴夏、畑芽育ら…豪華キャスト15人を紹介! 緒方は、『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジ役や『幽☆遊☆白書』の蔵馬役、さらに『呪術廻戦』の乙骨憂太役などを演じ、長年にわたって日本のアニメ界を牽引し続けるレジェンド声優。そんな緒方が、声優になって初となる“俳優として”ドラマ出演を果たす。 本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリーだ。 緒方は“ドラマオタク”を自称するほどドラマ好き。本作のプロデューサー・新井順子が手掛けた『MIU404』で公式キャラクター「ポリまる」の声を務めたことが今回のオファーのきっかけとなった。本作で緒方が演じるのは、畑芽育演じる大庭家の三女・八海が相談に訪れる占いの館の占い師・平松琴子(ひらまつ・ことこ)。クールでミステリアス、そして一癖ある占い師・琴子をどのように演じるのか注目だ。 ■コメント ――本作のオファーを受けた感想をお聞かせください。 正直驚きました。大丈夫ですか私で!?と。そして(『逃げるは恥だが役に立つ』の)平匡さんの腕の中に飛び込むみくりのように「やー!」と(笑)。実はここ数年、ドラマのオファーを頂戴することが年に1~2回ほどありました。でもドラマを愛するイチ・オタクだからこそ、「いや、オマエがそれはどうなの…」と自分に厳しいツッコミを入れ、御礼と共にご辞退を申し上げて参りました。そんな中で今作の資料をいただき、唸りました。設定、面白そう。占い師役…面白そう。どなたの作品だろう? (めくって)新井さん!?そして1行目に戻る(笑)。 ――今回、占い師を演じてみていかがでしたか? 普段、セリフを完全に覚えて喋ることがほぼないので、台本が手元にある日常のありがたさが深く染み入りました…(笑)。短い1シーンですが、とても丁寧に指導いただきました。小道具の一つ一つ、何回も角度を変えて撮り重ね、アングル・照明等のこだわりにも唸りました。個人的には占いが難しかった! 良い経験をさせていただき、感謝です。 ――自身の「9ボーダー」について ずっと変わらず若い年齢の役柄を演じ続けているので、自分の歳にはあまり気が回らずで。気がついたらボーダーを超えていて驚いたということが多いです(笑)。でも、39歳のときは覚えています。日本ではまだまだ「女は若いうちが花」、特に“女の俳優にはこのさき仕事はない”と覚悟していた時期だったので。でも違いました。むしろ40歳を過ぎてから仕事が楽しくなりました。そう思わせてくれた、各お仕事の関係者の皆様に感謝しています。今後もお声がけいただける間は、そのチームのために務めさせていただきたく思います。