【天皇賞・春 金曜日の陣営】ドゥレッツァは馬体の張りの良さ光る 渡瀬助手「どんどん上がってきているのかなという印象です」
天皇賞・春の枠順発表から一夜明けた26日、出走馬が思い思いの方法で調整した。栗東では関東馬ドゥレッツァが好気配で登坂。昨年の日本ダービー馬タスティエーラは、ひと足早く京都競馬場に移動した。 ◇ <栗東トレセン> サリエラは角馬場で調整。椎本助手は「もう出来上がっていますしね。今朝の雰囲気も変わりないです。2回目の栗東滞在なので落ち着きが違います」と好感触だ。 プリュムドールは厩舎周りの運動。奥村豊調教師は「追い切りを木曜にしましたが、問題ないです。カイバもしっかり食べていますし、状態は変わりなくきています」と語った。 ブローザホーンは角馬場で体をほぐして軽快に登坂した。吉岡調教師は「非常に良かったです。メンタルのバランスが取れていて、気負い過ぎることなくレースモードに入れています。枠順も絶好ですね」と好気配を伝える。 ディープボンドはEコースで運動してポリトラックをリズミカルに駆け抜けた。大久保調教師は「状態はいいと思いたいです。例年に比べると飛び抜けた馬もいませんからね」と話した。 ゴールドプリンセスはゲート練習を行った。寺島調教師は「順調にきています。馬体重もいつもと同じくらいで出られると思います。フレッシュなジョッキー(田口騎手)にも頑張ってほしいです」と語った。 シルヴァーソニックは角馬場でハッキング。程よい気合乗りで好気配を漂わせた。池本助手は「元気があっていい雰囲気。カイバもしっかり食べています。やりたいことはできています」と状態面に自信をみせる。 サヴォーナは角馬場で運動してからEコースを1周。中竹調教師は「文句のつけようがないね。余分な脂肪が落ちて馬体が研ぎ澄まされている。完成の域に入ってきたかな」と目を細めた。 マテンロウレオはEコースで運動し、CWコースを素軽く駆け抜けた。昆調教師は「良かったね。予定通り。自分のペースで走れているときはいい結果が付いてきているので、今回もうまく運べれば」とうなずいた。 ドゥレッツァは坂路からBコース。馬体の張りの良さが光り、シャープに仕上がっている。渡瀬助手は「だいぶ出来ている感じなので、調整程度です。どんどん上がってきているのかなという印象です」と上昇ぶりを伝えた。