元衆議院議員の宮崎謙介氏

　元衆院議員の宮崎謙介氏（43）が29日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」（日曜正午）に生出演し、石破茂新総裁（67）が選出された27日の自民党総裁選を受けての党役員人事について自身の見解を語った。 【写真】16年、衆院議員時代の宮崎謙介、金子恵美夫妻 　5度目の挑戦で晴れて初の総裁に選ばれた石破氏は、さっそく党役員人事に着手。副総裁に菅義偉前首相、幹事長に森山裕元農水相、選対委員長に小泉進次郎元環境相とった執行部の陣容も報じられている。 　その顔ぶれに、宮崎氏は「180度と言っていいくらいがらっと変わった」としつつも、「一方で残念なのが、脱派閥選挙を掲げた議員も多くて、脱派閥と言ってきたけど、結局は派閥の政治になっている」とも述べた。 　さらに「顔ぶれ見ると、中心の人たち、刷新感ないですよね」とバッサリ。若手では小泉氏以外に若手の名は挙がっておらず、「小泉さんもこれまでも表を歩いて来た人だし、新しい人がいないという印象を受けるので、国民の印象からすると、石破さんだって刷新感があるわけではないので、刷新される何かをしないと、今のところゼロですよ？ニュース的には」と厳しい指摘をした。 　石破氏の決断力にも不安があるという。「石破さんも“裏金議員どうするの？”って時に、“うーん”ってモヤモヤ言っているし、いろいろ突っ込まれてもモヤモヤ。ブレるんじゃないかなって言われて、さっそく解散の時期もブレちゃったりしたら、刷新感ゼロですよ」。そう警鐘を慣らしつつ、「それを国民から支持を得られるのか？そこにめぐりめぐって、自民党らしくなっちゃった」と皮肉を込めて語った。