【ボートレース】山田理央「握ってイチかバチかのターンではクビになると思ってレバー操作を…」
【女子ボートレーサー・インタビュー 山田理央(24=香川)前編】 2025年前期勝率5・50をマークしてA2初昇格が決定。来年1月からA級レーサーとなる艇界の〝ダーリオ〟が転機を明かした。 ――2021年11月にまるがめでデビュー。来年1月からのA2月昇格が決まった 山田 デビューした時よりは全然成長できていると思います。 ――成績が上がった要因は 山田 どのコースが苦手とか調べたら、差しが全然できてなかった。2コースの成績が上がるように乗り方とか、いろんな先輩に聞きました。それでゴンロク(5、6着)の大敗が少なくなりました。エンジンの引きも良かったですね。ゲン担ぎとかはしてないです。 ――好きなコースは 山田 今は2、4の差しコースの方が好きです。もともと3、5コースは得意だったんです。握るのは全速で行くから簡単じゃないですか。でも、今は逆に握れてないですね。どちらもできるようになりたいです。 ――レーススタイルは 山田 今は素朴な感じがします。デビューした時は握ってイチかバチかのターンしてたんですが、これじゃクビになると思って…。今はレバー操作を上手になろうと思っています。レバー操作で回る感覚をつけて展開を見れるようになりたいと思ってやってます。 ――課題は 山田 スタートですね。最近は何か見えてきたと思ってたら、7月のまるがめで切ってしまいました。もっと集中しないと…。ターンも、もっとスピードを上げたいですね。香川の若手男子とは全然違う。 ――ボートレーサーを目指すようになったきっかけは 山田 あんまり覚えてないんですが、おばあちゃんの勧めで小学校の時にボートレースを知って「身長も小さいし運動も好きなんだから、いいんじゃない?」って。 ――スポーツ経験は 山田 小、中学校は野球、高校はハンドボールです。中学の時は主にファーストを守ってました。少年野球だったんで、女子は私1人でした。 ――小さい時から男子にもまれたのはボートレースに通じる部分も 山田 それがボートに生きてるかは、分かりませんが…(笑い)。運動神経はいい方でしたよ。 ――高校卒業後は 山田 看護学校に半年だけ行きました。お母さんに「国家資格がないと将来困るからって」言われて…。1人看護師がいたら家族も安心なんで目指しました。でも、人の命の重みを感じ過ぎて…。私は慌てちゃうタイプでヤラかしちゃうんで。私が看護師だとヤバいと思って辞めました。 ――選手になるために辞めた 山田 ずっとボートレーサーになりたかったんです。中学の時は口だけだったけど、高校の時には本格的に思ってました。
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