地域共生社会、実現へ「フクシワプロジェクト」始動 認知症高齢者の社会参加を支援 福島県いわき市
福島県いわき市は、誰もがつながりと生きがいを持って暮らせる地域共生社会の実現を目指して、来年度から本格実施する重層的支援体制整備事業の一環として、今月から「Fukushi―Wa(フクシワ)プロジェクト」を立ち上げた。プロジェクトの取り組みとして23日、市役所正面玄関で、認知症高齢者の社会参加を支援する福祉事業所による出張弁当販売を行った。 「フクシワ」には「福祉は幸せ」という意味を込めた。プロジェクトでは、市の重層的支援体制整備事業や共生のまちづくりに資する活動、官民連携の取り組みなどに関する情報、いわきの福祉を支える人材・組織などについての情報をSNS(交流サイト)で発信する。 出張弁当販売は、市内の「にぎらないおにぎりカフェふくろう」が行った。認知症高齢者らが調理した「おにぎらずランチ」を一般販売と予約販売合わせて69個提供した。今後、市役所で毎月第2・第4金曜日の午前11時30分から午後2時まで販売する(完売次第終了)。事前注文は前日の正午まで受け付ける。
(いわき版)