なぜ獲ったの…。鹿島アントラーズ、謎すぎた歴代外国人選手(4)1年で別れ…。ブラジルの逸材は期待外れ
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、鹿島アントラーズで活躍できなかった外国籍選手を紹介する。※成績は鹿島アントラーズ在籍時のもの。
FW:ファビオ・ジュニオール(元ブラジル代表) 生年月日:1977年11月22日 在籍期間:2004年 Jリーグ成績:13試合1得点 ファビオ・ジュニオールは、1997年にクルゼイロ(ブラジル)でプロデビューし、1998シーズンはリーグ戦32試合で18得点を挙げ、同年夏にイタリアの名門ローマに高額な移籍金で加入した。さらに10月には20歳でブラジル代表デビューを飾り、サッカー王国でも期待の逸材だった。 しかし、ローマでの飛躍がうまくいかず、2000年にブラジル復帰すると、トニーニョ・セレーゾ監督の希望もあったようで、2003年に鹿島に加入した。開幕から先発で起用されたファビオ・ジュニオールだが、1stステージ第11節までで10試合に出て無得点という結果で、その後はメンバー外が続いている。シーズン終盤になって再び起用されたが、待望の初ゴールは最終節の名古屋グランパス戦だった。 その後、12月に天皇杯の川崎フロンターレ戦でも得点を決めて良い兆しを見せ始めたものの、シーズンを通しての活躍は周囲を満足させるものではなく、1年で契約が満了となっている。
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