容疑者逮捕の手がかり「似顔絵」 描くスキルを磨く講習会を開催 愛知県警
愛知県警で、容疑者逮捕の手がかりとなる「似顔絵」を描く講習会が開かれました。 愛知県警本部で12日まで2日間、開かれた講習会には刑事課や地域課の警察官らあわせて44人が参加し、「似顔絵」を描くスキルを磨きました。 警察によりますと、2023年、県内で性犯罪や特殊詐欺などの犯人の似顔絵を描いた事件は177件で、このうち37件が検挙に至ったということです。 参加者は2人1組になり、目撃者役と警察官役に分かれました。
「人の顔のパーツをインプットすることが重要」
目撃者役が、犯人役の男性の顔を1分間見た後、警察官役が目撃者役から犯人の顔の特徴を聞き取って、微調整を繰り返し似顔絵を描きました。 講師を務めた鑑識課の益満武警部(46)は「一重のたれ目と言っても、いろんなパターンがある」「まずは、たくさん模写をして、人の顔のパーツをインプットすることが重要」と話しました。 防犯カメラやスマートフォンの普及により人の顔が撮影される機会が増えたものの、すべての場所にカメラがあるわけではないため、今後も「似顔絵」は活用すべき手法だということです。