やっとガソリン価格が下がってきました。10円下がると、年間でどのくらいの節約になりますか?
2023年はガソリン価格の高騰により、車で通勤する人や仕事で車を使う人にとっては、生活費に大きな影響があったでしょう。しかし、ガソリン価格の高騰も落ち着きを見せてきて、ピーク時に比べると10円/L程度は下がっています(2023年12月9日時点)。 本記事ではガソリン価格が10円下がった場合、年間でどれくらいの節約になるのかを解説します。ガソリン代を節約する方法についても紹介するので、車をよく使う人は参考にしてください。
ガソリン価格が10円下がるといくら節約できるか
車を持っている人にとって、ガソリン代は必要不可欠な車の維持費です。プライベートなら車に乗らなければ節約できますが、仕事や通勤で使う場合はガソリン価格の値上がりは死活問題にもなりかねません。そのためガソリン代の節約は必須になりますが、10円の値下げが年間でどれくらいの節約になるのか計算してみましょう。 ■ガソリン価格10円の値下げで1年間に節約できる金額 ガソリン価格が10円の値下げになった場合、年間に節約できる金額を以下の条件で計算します。 ●燃費:22km/L ●年間走行距離:6000km ◆170円/Lで1年間走行した場合 6000km÷22km/L×170円/L=4万6363円 ◆160円/Lで1年間走行した場合 6000km÷22km/L×160円/L=4万3636円 ◆差額:-2727円 上記計算はあくまでも一例なので、実際の走行距離が長ければ節約金額も比例して大きくなります。自分の車の燃費や走行距離に合わせて、計算してみましょう。
ガソリン代の節約に低燃費車がおすすめ
上記の計算から、ガソリン価格が下がれば走行距離が多いほど年間にかかるガソリン代が節約できることが分かります。しかし、ガソリン価格は世界情勢などによって大きく左右されます。そのためガソリン代を常に節約できるよう、低燃費車両への買い替えを検討してみてもよいでしょう。 電気自動車であればガソリンはかかりませんが、まだインフラが整備されていないことを考えると、ハイブリッド車などの低燃費車を検討するのが現実的です。また、エコカーとよばれる低燃費車には各種税金を優遇する制度もあるので、ガソリン代だけでなく税金の節約にもつながります。主な税金優遇制度(乗用車)は、図表1のとおりです。 【図表1】