ソフトバンク2軍が今季初勝利 「イライラしたけど」松山2軍監督が記念のウイニングボールを手に満面の笑み
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク7―6中日(17日、タマスタ筑後) ソフトバンクがウエスタン・リーグで今季初勝利を収めた。 ■宮城大弥と2ショット、育成内野手が1軍で再会誓う【写真】 4点を追う6回、2死から勝連が中前打で出塁すると、続く笹川、柳町、野村大も安打が続き1点差に迫った。さらに、リチャードと広瀬が死球で出塁して2死満塁とし、佐藤直の左翼への二塁打で2点を入れて逆転した。 8回に同点に追いつかれたその裏、2死一、二塁で再び佐藤直が決勝点となる中前適時打を放って、競り勝った。
今季から指揮を執る松山2軍監督は「前半はイライラしたけど、後半はナイスゲーム」と振り返った。初回に1死満塁のチャンスをつかめず「(中日先発の)根尾くんの投球は調子がよくなかったと思う。チャンスでボール球に手を出し、前半は相手を助けた試合だった」と振り返った。 中日との開幕カード3連戦は、15日は4安打、16日は5安打で敗れたが、この日は14安打と爆発。前日に「10安打くらい打ってくれるでしょう」と期待を込めていた松山2軍監督は「最初はそうでもなかったけど、ふたを開けたらこれぐらい打ってくれたので、よかった」。その上で「途中からは粘りもあって、ベンチも声がよく出て、みんな、それなりに出せるものは出してくれていた」と広瀬からウイニングボールを受け取った記念すべきウイニングボールを持って笑顔を見せた。 (浜口妙華)
西日本新聞社