とやま健康パーク、プール再開 床の追加工事終え滑りにくく
床が滑りやすく、転倒者が相次いだことを受けて休止していた富山市友杉の県国際健康プラザ(とやま健康パーク)のプールが、床の工事を終えて12日に再開した。 施設を所有する県によると、工事は屋内プールと水着で入れる温浴ゾーンで実施。従来より粒の大きな砂を多く混ぜた床材を塗布し、滑りにくくしたという。プールには「歩いてください」と記した立て看板を設け、監視員も増員。再開に合わせて、夏季限定の屋外プールもオープンした。 昨年12月から老朽化に伴って床を全面改修し、今年3月26日にプールの利用を再開したが、同日に5人が転倒し、うち高齢者2人が負傷。再び休止し、追加の工事を行っていた。 12日は再開を待ちわびていた利用者でにぎわった。転倒事故があった日も来たという同市上熊野の女性(74)は「前回は床がつるつるしていて危ないと思ったが、今回は滑りにくそうで安心した」と話した。