ぜひ日本へ! Jリーグに推薦したいアジア杯の各国代表選手(10)追加招集→圧巻の活躍! スーパークリアで救った長身DF
AFCアジアカップカタール2023(アジア杯)もベスト4が出揃い、いよいよクライマックスを迎えようとしている。大会を通してアジアのレベルアップとポテンシャルを再確認した人も多いのではないだろうか。今回は、出場した選手の中からJリーグに推薦したいアジアでプレーする各国の代表選手を紹介する。
DF:ハリル・カミス(レバノン代表) 生年月日:1995年1月12日(29歳) 所属クラブ:アル・アヘド AFCアジアカップ2023成績:2試合0得点0アシスト 今大会でレバノン代表はグループリーグ3試合で勝ち点1に留まった。ほぼ全選手にとって難しい大会となったが、CBのハリル・カミスのパフォーマンスは素晴らしかったのではないだろうか。 カミスは1月6日に追加招集された身長189cmの大型CBで、本来は代表の主軸ではない。しかし、実力は折り紙つきで国内リーグでは3度ベストイレブンに選出された経験がある。これまでの代表出場試合数が4試合と長らくナショナルチームとは縁がなく、カタール代表との開幕戦もベンチを温めたが、中国代表との第2節から守備に抜群の安定感をもたらした。 空中戦に強いためシンプルなクロスは簡単に頭で跳ね返すことができる。その上、予測能力にかなり長けている印象だ。3バックの一角で起用された中国代表戦はダントツ1位の11のクリアを記録し、中でもウー・レイの無人のゴールへのシュートを先読みしてライン上でクリアしたプレーは超ファインプレーだった。 カミスが先発に起用された2試合でレバノン代表はオープンプレーから1失点しか喫していない。この1失点も味方CBが退場してから喫したものであり、万全な体勢であれば失点を許さなかった。JリーグではFC東京などに所属した元レバノン代表DFジョアン・オマリが長くプレーした経験があり、同国代表との縁が全くないわけではない。今大会のスーパーなパフォーマンスを受けて、オファーする日本のクラブは現れるのだろうか。
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