BSテレビ東京による番組「東京パソコンクラブ」の一環で制作された短編アドベンチャー作品。開発者はプログラマー歴1年弱ながら別作品『Death the Guitar』で数々のアワードを受賞している

BSテレビ東京は5月17日（金）、同局で放送されている番組「東京パソコンクラブ」で制作された“アンテナを栽培”する農場アドベンチャーゲーム『デンパトウ』を発売した。 『デンパトウ』画像・動画ギャラリー PC（Steam）向けタイトルで価格は980円。想定プレイ時間は約4時間としている。 個人ゲーム開発者のトロヤマイバッテリーズフライド氏が手がける『デンパトウ』は、記憶喪失の主人公が不思議な“アンテナ農場”の仕事をお手伝いしつつ、アンテナで受信したテレビ番組を見て少しづつ記憶を取り戻していくアドベンチャーゲームである。 作中ではレトロ調のドット絵で描かれた世界を歩き回り、「パラボラ」と呼ばれる道具でアンテナ栽培に必要な「デンパ」を回収。ストアページの説明によると、畑に植えたアンテナの種類や配置によってデンパの集めやすさや成長速度が変わるため、ときには戦略性も必要になるという。 BSテレビ東京は、乃木坂46のメンバー3人がオリジナル作品の制作を目標にゲームプログラミングを学ぶ番組「東京パソコンクラブ」の一環として、講師役で出演するトロヤマイバッテリーズフライド氏と契約を結んでいた。 また、トロヤマイバッテリーズフライド氏自身もプログラマー歴1年弱の学生でありながら、別プロジェクトとして制作されている『Death the Guitar』は、KONAMI主催の「Indie Games Contest学生選手権」優勝やインディーゲームの祭典「BitSummit Let’s GO!!2023」での大賞など、数々のアワードを受賞している。 “アンテナを栽培”する農場アドベンチャーゲーム『デンパトウ』はPC（Steam）向けに配信中だ。興味があれば民放公式サービス「TVer」でも配信中の「東京パソコンクラブ」とあわせてチェックしておくとよいだろう。