まるで水墨画の世界 水都「松江」包む、深い霧 島根県
島根県松江市内は12日朝、晴れて地表付近の空気が冷やされる放射冷却現象の発生などにより、濃い霧に包まれた。宍道湖や大橋川周辺では、朝日に照らされたシジミ漁の舟や漁師の影が浮かび上がった。 【写真】水都「松江」包む、深い霧 島根県
松江地方気象台によると、松江市内が放射冷却による霧に覆われるのは今季初めて。見通せる距離を示す視程は市内で午前6時ごろに100メートルを切り、日が出てからもライトを点灯して慎重に走行する車が多かった。 午前4時40分ごろから約5時間半にわたり、島根県東部と西部の全域に濃霧注意報が発令された。