滋賀に現れた163センチのショートがプロ志望を表明!憧れは田中幹也(中日)【24年夏・滋賀大会】
第106回全国高校野球選手権滋賀大会1回戦◇滋賀短大附 4-0 守山◇2024年7月8日◇HPLベースボールパーク 【トーナメント表】夏の滋賀大会 8日までの結果
秋、春ともに8強の滋賀短大附が初戦突破。先発を任された背番号10の右腕・木村 凌太郎(3年)が7安打1四球4奪三振で完封勝利を飾った。 滋賀短大附でドラフト候補に挙げられているのが4番遊撃の小橋川 拓(3年)。身長163㎝、体重63㎏と小柄だが、スイングは力強く、守備でも軽快な動きを見せる。この日も2球団のスカウトが視察に訪れていた。 結果は4打数1安打1打点。1回裏の第1打席では1点リードの一死三塁から三塁ゴロで三塁走者を本塁に還す。その後は凡退が2打席続いたが、7回裏の第4打席に遊撃への内野安打で今大会初安打を記録した。 「初戦ということもあって緊張しちゃって、体が固まってバットも思ったように出てこなかった。結果は出なかったけど、チームが勝てたことが一番大事なので、そこは良かったと思います」と初戦を振り返った小橋川。満足いく結果を残すことはできなかったが、力強いスイングは健在だった。 得意の守備でも2回表に遊撃ゴロを一塁に悪送球して失策を記録。「(送球に)力が入ってしまいました」と反省した。 試合後の取材では「育成でも拾ってくれるならプロに行こうと思っています」とプロ志望を表明。目標の選手には「小さくても動ける選手になりたい」と田中 幹也(中日)を挙げている。 元々は県外の強豪校に進学したが、1年生の途中で滋賀短大附に転校。2年夏から公式戦に出場できるようになり、プロのスカウトが視察に訪れるまでに成長を遂げた。 自分のことを受け入れてくれた保木淳監督やチームメイトには感謝の気持ちがある。「自分が一番引っ張っていって、甲子園に出場できるように頑張っていきたいと思います」とプレーで感謝の気持ちを伝えるつもりだ。 「得意のバッティングでチームに貢献していきたいと思います」と次戦に向けて意気込みを語った小橋川。チームの甲子園初出場と自身のプロ入りを懸けてこの夏に全力を尽くす。