レトロゲームが人気 ファミコンソフト対応機も
昭和から平成にかけて流行した任天堂の家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」などのレトロゲームが人気だ。中古品販売店のブックオフやゲオは当時のソフトで遊べるゲーム機を相次ぎ発売。中古ソフトも店舗やフリーマーケットアプリで活発に取引される。子ども時代に親しんだ中高年層に加え、若者や訪日客も引きつけている。 全国のゲオで昨年8月、ファミコンソフトに対応するゲーム機「レトロゲームコンピューター」が発売され、初回の在庫3千台は10月に完売した。追加の入荷分も好評で、今後は常時販売を予定する。 ブックオフも昨年12月、ファミコン対応のゲーム機「8ビットコンパクトV2」を発売した。スーパーファミコンなども含めたレトロゲーム需要の高まりを受け、約3年前から中古ソフトの買い取り販売も強化しており、2023年5月期のレトロゲーム関連の売上高は前期比で6割近く増えた。 懐かしさのある独特な電子音や解像度の低いグラフィックが人気の理由で、購入客からは「子どもと一緒にプレーしたい」との声があるという。