立ち入り困難な島の海岸で漂着ゴミの回収事業スタート 宇和海に点在の107海岸で実施へ
南海放送
愛媛県宇和島市の離島で、人が立ち入れない海岸のゴミを回収する大規模な活動が始まりました。 この活動は、瀬戸内海に面する4県とゴミ問題に取り組んでいる日本財団が、その一環として愛媛県とともに行うものです。 日本財団の笹川陽平会長や中村知事らおよそ120人が、桟橋のない海岸にも接岸できる特殊な船で宇和海に浮かぶ戸島の立ち入り困難な海岸に上陸。流れ着いた漁具やペットボトルなどのゴミを回収していきました。 日本財団 笹川陽平会長: 「本当にすさまじいもんですね。海流に乗って、愛媛県は被害者ですよね、そういう意味では。海ゴミの」 松山北高校 男子生徒: 「陸からいっぱいゴミが出て海ゴミになっているので、ゴミを周りに出さないような工夫をしていく必要があると思う」 日本財団と愛媛県は、今後3年かけて宇和海に点在する上陸困難な107の海岸で、船を使った漂着ゴミの回収を進めていくことにしています。