段田安則

　００年に放送された朝ドラ「オードリー」が５日、ＮＨＫＢＳで再放送。１日のスタートからヒロインを巡る環境に、初見視聴者から悲鳴が上がり続けているが、この日はヒロイン美月の父・春夫に「ブン殴りたい」など怒りの声が続出した。 【写真】愛子役で出演していた賀来千香子　年を重ねても美しさは変わらない 　ヒロインの美月は、生まれた直後から、父親の元恋人だった旅館の女将・滝乃（大竹しのぶ）に連れていかれ、育てられる。隣に住む美月の家族は、特に実母・愛子（賀来千香子）が滝乃の行為に激怒しているが、父・春夫（段田安則）は、子どもが元恋人に連れて行かれても気にも留めない。 　５日の放送では、美月の本当の家族とともに、なぜか滝乃も一緒に夕食。好き嫌いを言う美月を見て「普段は食べるのに」などと愛子にマウントを取る。滝乃は美月を自分の子のようにかわいがるが、美月の弟の梓のことは毛嫌いしており、滝乃の家でテレビを見る梓を追い払うために、春夫と愛子の家にテレビ、洗濯機、冷蔵庫の三種の神器を買い与える。 　突然テレビが届いたことに、愛子は絶句。こんな高価なものは受け取れないから返すように春夫に言うも、春夫は「滝乃も美月のために買ったのだから」などと悪びれず、この高価な三種の神器を受け入れてしまう。 　さらに春夫は、愛子から、滝乃が梓を毛嫌いしていることを相談されるも、「人間は差別する生き物や」などと言って意に介さず。また、愛子は美月を近所の幼稚園に入れようとするも、滝乃が勝手に私立の有名幼稚園に入学手続きをしたことを知り絶句。滝乃は春夫も賛成したとシレッと言い、愛子は激怒。春夫は「滝乃が理事長と話してきたっていうさかい…」などと言い訳し「水が流るるごとく…」などと煙に巻く。 　朝に放送していたとは思えないディープな内容で、特に元恋人と妻の間に立ってもなんにも悪びれない春夫の態度に、初見視聴者はあ然。ネットも「ねぇこの人まじで何考えてるの？」「春夫がもっとクソ野郎だったら愛子も躊躇なく離婚できたりするんだろうな」「総合的に考えると春夫ダディがトップオブヤベぇ奴な気もする」「春夫も滝乃もサイコパス」「春夫が無理すぎる」「春夫にイライラする」「春夫が話聞いてねぇブン殴りたい」など、怒りの声が止まらなかった。