珠洲のマツタケようやく入荷 例年の2週間遅れ
石川県産マツタケの主要産地である珠洲市内の卸業者のもとに13日、今シーズン初となるマツタケが持ち込まれた。例年より2週間遅い入荷で、2本と数は少ないものの、地震と豪雨で「収穫ゼロも覚悟していた」という業者は胸をなで下ろした。箱詰めし、近く金沢市中央卸売市場に出荷する。 マツタケが届いたのは今井商店(珠洲市飯田町)で、1本は宝立町で収穫され、長さ18センチ、重さ150グラム。もう1本は三崎町産で長さ11センチ、重さ70グラムだった。同商店によると、マツタケを持ち込んだ人は「地震と水害でいつも通っていた山道が崩れ、今まで10分の道のりに1時間かかった」と話した。 県産マツタケは例年10月中旬に出荷最盛期を迎えるが、今年は猛暑のため今月末ごろにずれ込む予想。地震や水害の影響で収穫量が減る可能性もある。