北浜に定食店 九州の老舗しょうゆ醸造所がルーツ、店内で名産の物販も
定食店「ヒシミツ醤油(しょうゆ) 大阪証券取引所ビル出張所」(大阪市中央区北浜1、TEL 06-6232-6700)が9月30日、大阪・北浜にオープンした。(船場経済新聞) 【写真】肉厚な豚肉のしょうが焼きランチ「村ランチ」 店舗面積は12坪で、席数は24席。ヒシミツ醤油は福岡県添田町にあったしょうゆ醸造所で、明治時代から約140年続いていたという。職人の高齢化などが理由で伝統的なたる製法を終了した後、2017(平成29)年に蔵をリノベーションしてカフェレストランをオープンした。現在は神戸に3店舗展開し、大阪は4店舗目の出店になる。 ランチタイムは5種類の定食(1,265円~)を用意する。店長の鈴木さんは「忙しくて食事が不規則になりがちなサラリーマン・OLに、1日のうち1食でもバランスの取れた食事を取ってもらいたい」と話す。料理には九州産の食材を積極的に使い、「添田町の道の駅から仕入れた野菜や町内産の米、町内の養殖場から取り寄せたヤマメなどを使っている」とも。開店から9時30分まではモーニング営業をする。 現在、ヒシミツ醤油は委託製造してもらっているとう。店内には物販コーナーを設け、しょうゆやドレッシングなどの調味料や地元の名産品を販売する。 客は同じビルや近隣に勤める男女の会社員が中心という。「今はアジアにも視察に行っており、海外での出店も考えている。九州の味を海外にも広めていけたら」と意欲を見せる。 モーニングの提供時間は8時30分~9時30分。ランチは10時30分提供開始、売り切れ次第終了。
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