放火殺人事件の発生から20年となるのを前に、住民（左）に情報提供を呼びかける大洲署員＝12日午前、大洲市長浜町沖浦

　2004年に愛媛県大洲市長浜町沖浦で起きた放火殺人事件は、13日に発生から20年を迎える。特別捜査本部を置く大洲署は12日、現場周辺で聞き込み捜査するなど、解決に向け市民に協力を求めた。 　署によると、04年4月13日午前1時半ごろ、1人暮らしの会社員鎌田美千子さん＝当時（52）＝方から出火し、木造2階建て住宅を全焼。出火直前に110番して助けを求めた鎌田さんは2階から遺体で見つかり、1階には灯油がまかれた跡があった。犯人は住宅北側の沖浦公園方向に逃げたとみられる。 　情報提供は大洲署＝電話0893（25）1111。県警のメールフォームでも受け付けている。