大阪城ホールで開催されたＦＭ８０２のライブに出演した槇原敬之（写真提供・ＦＭ８０２、カメラ・田浦ボン）

　大阪のラジオ局「ＦＭ８０２」の３５周年を記念して、開局日に合わせた１日、大阪市中央区の大阪城ホールでスペシャルライブ「ＲＡＤＩＯ　ＭＡＧＩＣ」が開催された。 　秦基博や緑黄色社会らが出演したステージのトリを飾ったのは、シンガー・ソングライターの槙原敬之。かつて同局でパーソナリティを務めており「同じ時代を、」ともに生きてきた。学生の頃からラジオが大好きで、ラジオから、たくさんの音楽を教えてもらった。ふとした時に、ラジオから流れる曲にグっと来たりする。それこそが『ＲＡＤＩＯ　ＭＡＧＩＣ』」と感慨深げ。 　長年の思いを込めたステージ。「ＦＭ８０２の３５周年、そのはなむけの歌になれば。これからもみんな、どうか笑顔でありますように」と出世曲「どんなときも。」などを披露した。 　アンコールでは「もう少し歌いたい！」と出演者やＤＪを呼び込み、ＳＭＡＰに作詞・作曲で提供した国民的ソング「世界に一つだけの花」をセッション。さらに同じ時代をともにして、昨年１１月に急逝したシンガー・ソングライターの先輩・ＫＡＮさん（享年６１）の大ヒット曲「愛は勝つ」も歌い上げた。 　「愛は―」は同局の１９９０年８月のヘビーローテーションに選ばれた曲で、槙原はＫＡＮさんともに隔週でＤＪを務めたこともあった。「ＫＡＮさんへ想いを込めて」と亡き先輩を悼んだ。 　２日の同ホールでのライブはＡＩ、絢香、石原慎也（Ｓａｕｃｙ　Ｄｏｇ）、クリープハイプ、塩塚モエカ（羊文学）、清水翔太、ビッケブランカ、牧達弥（ｇｏ！　ｇｏ！　ｖａｎｉｌｌａｓ）、ＬＯＶＥ　ＰＳＹＣＨＥＤＥＬＩＣＯが出演。トークゲストで中島颯太（ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ）が出演する。両日の模様は７月１５日（後６時）の３時間特番で放送予定。