「ノベルティ、いらなくないですか…?」と言われたので、その意図や目的を改めて考えてみた
先日、STORES 株式会社のCTO 藤村大介がXに、「カンファレンスのノベルティ、いらなくないですか?」という内容の投稿をしました。
実はこの投稿をする場に私もいました。STORES もいくつか秋のカンファレンスに参加する予定があり、その直前だったので「このタイミングで何を投稿してくれるねん」という気持ちもあったのですが、ふたを開けてみると予想以上に多くの反響があり、大変勉強になりました。 今回はこの投稿を受けて、私がカンファレンスでどのような思いを持ってノベルティを配布しているのかを紹介します。
テックカンファレンスで配布されるノベルティの数はすさまじい
技術広報という仕事をするまで知らなかったのですが、テックカンファレンス(エンジニア向けのカンファレンス)では、たくさんのノベルティが配布されています。 ほとんどのカンファレンスでは独自のノベルティを用意していますし、それに加えてスポンサー企業がブースでノベルティを配布しており、さらにノベルティやパンフレットを配布できるスペースもあります。 ノベルティは、カンファレンス当日に会場で配布される場合と、カンファレンス直前に配送される場合があります。初めてカンファレンスのノベルティが配送されて届いたときは、手厚さに驚きました。 どの会社もエンジニア採用に力を入れていて、ノベルティでいい印象を残したいという気持ちが働き、さまざまな工夫を凝らしています。
ノベルティを配布する側として考えていること
藤村の投稿には、ノベルティに関するさまざまなリプライやリポストの反応があり、ノベルティの意図や目的について、改めて考えてみるきっかけになりました。私が STORES の技術広報として、カンファレンスでどのようなノベルティをどういう思いで配布していたのかを振り返ってみました。 ■ サービスを知ってもらう機会になるか STORES では、STORES を利用している事業者さんの商品をノベルティとして配布しています。私が企画者として一番大事にしているのは、ノベルティを渡すことで、STORES の提供しているサービスを知ってもらうことです。 日本全国いろいろなところでSTORES のサービスが使われていて、事業者さんの販売している商品やサービスもさまざまなので、開催地近くの事業者さんに依頼したり、カンファレンスの趣旨に合っている事業者さんに依頼したりしています。 「RubyKaigi 2023」(2023年5月11日~13日)は、開催地が長野県松本市だったので、松本市で商売をされている事業者さんに依頼し、開催期間中の3日間、毎日違う事業者さんのお菓子をノベルティとして配布しました。またノベルティと一緒に STORES の事業者さんを巡る松本マップも配布し、参加者が松本観光で活用できるようにしました。 ・参加者は美味しいお菓子と観光情報が手に入る ・事業者さんは宣伝になる ・STORES はいろいろなところでSTORES のサービスが利用されていることを知ってもらえる、かつ事業者さんのショップでお買い物をしていただける 三者ともメリットのあるWin-Win-Winの施策だったのではないかと思っています。