植物由来の「玄米ヨーグルト」発売 大手米卸の神明
大手米卸の神明(東京都中央区)が9日に、玄米を原料にした植物性ヨーグルトを発売する。健康志向で高まる植物由来の乳代替商品需要を捉え、米消費の拡大につなげる狙いだ。同社の「玄米ヨーグルト」は、玄米粉から作る玄米ミルクに乳酸菌を添加して発酵させたもの。玄米由来のほのかな甘さと、つるんと滑らかな食感が特長という。 腸内環境の改善に役立つとされるオリゴ糖や食物繊維も配合しており、健康ニーズに焦点を当てた。 関東の1都3県を中心に、スーパーなどでの販売を予定する。価格はオープン価格だが、350グラムで、税別350~420円程度を想定しているという。 2日には、同社が販売している米を原料にしたチーズ「お米のシュレッド」を、「玄米シュレッド」にリニューアルした。乳代替商品群の原料を健康的な印象がある玄米に統一することで、「シリーズ商品としてアピールを強めたい」(同社)と話す。
日本農業新聞