【速報】自民・二階俊博氏の三男・伸康氏に出馬を正式要請 和歌山県町村会 次期衆院選の新・和歌山2区で 伸康氏は「熟慮重ねて結論にもっていきたい」
和歌山県の町村会は24日、自民党の二階俊博元幹事長の三男・伸康氏に次の衆院選の新・和歌山2区の候補者として出馬することを要請しました。 【画像を見る】二階俊博元幹事長から「バカヤロウ」と言われた地元記者 自民党重鎮議員の“不出馬”会見 自民党の裏金問題をめぐって、現職・二階俊博元幹事長は次の衆院選に出馬しないことを表明していて、新2区で誰が出馬するかが焦点になっていました。 24日、県内の町と村でつくる会(町村会)が二階元幹事長の三男・伸康氏に対し新2区から出馬するよう要請しました。 町村会の岡本章会長(九度山町長)は、「次期衆議院議員選挙にあたり、和歌山県町村会は町村長の総意により、貴殿に出馬を要請いたします」と話し、要請書を手渡しました。
受け取った伸康氏は、「全会一致で要請いただいたことは重く受け止めないとならない」と述べつつも、「私自身は二階代議士の秘書という立場。この場の一存のみで重要な決定をすることはできかねる状況だ。二階氏の政治活動を支えてきてくださったみなさまにもご承諾をいただかなければならない。」「熟慮に熟慮を重ねて結論にもっていきたい」と即答は避けました。 また岡本章町村会長(九度山町長)は、「どういう形で決めるかは私たちからボールの手が離れたので待ちます。本気でやってくれるなら、町村長が彼を支えて、彼がよりよい政治家になるように育てていくよう応援していきたい。渡せてほっとしている」と話しました。
二階俊博元幹事長は先月、「すでに派閥(二階派)の元会計責任者と私の秘書が刑事処分を受けていますが、その政治責任はすべて私、監督責任者である私自身の責任にあることは当然」などと述べ、次期衆院選の不出馬を宣言、残りの任期はまっとうするとしていました。 会見で、「衆院選の不出馬を決めたのは政治資金パーティー、不記載の責任か、それとも年齢の問題か」と記者に聞かれると、語気を強め、「(政治家に)年齢の制限があるか?」「お前もその年が来るんだよ。バカヤロウ」などと述べていました。 次期衆院選の和歌山2区については、共産党の元県議、楠本文郎氏がすでに出馬を表明しています。