ヤンキース・ジャッジが会見に出席し大谷について語る「彼の才能はまだ十分に語られていない」
【ニューヨーク22日(日本時間23日)】米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)は25日(同26日午前9時8分開始)にドジャースタジアムで開幕する。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)がヤンキースタジアムで記者会見に出席し、「ここまでの道のりはタフだった。良いときも悪いときもあったけどこのときを待っていた。本当の楽しみはここから始まる。子供の頃からヤンキースを見ていた。ワールドシリーズはニューヨークの街全体が盛り上がる特別なこと。今年このグループで一緒にプレーすることを楽しみにしている」と高揚感を抑えきれない様子だった。 ジャッジはア・リーグトップの58本塁打を放ち、ドジャース・大谷翔平はナ・リーグで54本塁打をマーク。ワールドシリーズ史上初めて50本塁打以上を放った打者同士の対決となる。その大谷についてジャッジは「全てが当たり前に感じられることだ」と笑い、「確実性もパワーもある。今季50盗塁以上を達成したことは話題になっているけど、まだ彼の才能は十分語られていないと思う。素晴らしいアスリートで、球界のベストプレーヤー、野球界のアンバサダーでもある存在だ」と語った。 さらに続けて「エンゼルスにいたときからレギュラーシーズンで対戦してきた。自分の守備位置に打球を飛ばして、頭上を越えて本塁打を打ったこともあった。彼がダイヤモンドをハッスルする姿を見せることは若者やテレビで見ている子供たち全ての素晴らしい見本となる。確実にマッチアップを楽しみにしている」と生き生きとした表情だった。