「運転の仕方が分からないなら、フェラーリは必要ない」 ムドリクがプレミアで輝けない責任はチェルシーにあるのか
シャフタール・ドネツクのCEOは不満
ジェイドン・サンチョ、ペドロ・ネトといった新戦力が加わったこともあり、チェルシーではますますウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクの存在感が薄くなっている。今季はエンツォ・マレスカに指揮官が交代しているが、ここまでリーグ戦でもらった出番は81分間のみ。マレスカの構想に入り切れていないのは明らかだ。 ムドリクはチェルシーに加入した2023年冬より苦しい時間を過ごしてきたが、前所属のシャフタール・ドネツクでは有望な若手アタッカーとして期待されてきた選手だ。ポテンシャルはあると評価されてきただけに、今の状態はウクライナサッカー界としても受け入れ難いものだろう。 英『Daily Mail』によると、シャフタール・ドネツクのセルゲイ・パルキンCEOはチェルシー側が上手くムドリクを扱えていないと厳しく批判している。 「運転の仕方が分からないなら、フェラーリは必要ない。普通の車で十分だろう。フェラーリを買うなら、それをどう扱うか考えるべきだ。それがチェルシーのムドリクについての個人的意見だ。チャンスがあれば、彼は実力を発揮すると確信している。彼は絶対的な違いを生み出す選手であり、それはウクライナ代表でも分かっていることだ。このカテゴリーに入る選手は非常に少ないよ」 サイドから縦へ仕掛けるスピード感は一級品だが、ややボールコントロールが乱れるなど、完成していないところがあるのも事実。チェルシーでは66試合で7ゴール7アシストと悔しい成績となっているが、ムドリクが才能を開花させる日はくるか。
構成/ザ・ワールド編集部
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