斎藤経産相、深圳の男児殺害で「従業員や家族の安全は最重要」 中国政府に安全確保求める
中国広東省深圳市で日本人学校に通う小学生の日本人男子児童（10）が刺殺された事件で、斎藤健経済産業相は20日の記者会見で「中国に進出する日本企業にとり、従業員や家族の安全は最重要課題だ」との認識を示し、中国政府に日本人の安全確保や再発防止を求める考えを強調した。 斎藤氏は男児が亡くなったことについて「深い悲しみを禁じ得ず、心からお悔やみを申し上げる」と述べた。その上で経産省としては中国に進出する日本企業で作る「中国日本商会」などと連携し、中国政府に適切な対応を求めるとした。 岸田文雄首相は19日、視察先の石川県内灘町で「極めて卑劣な犯行であり、重大かつ深刻な事案だ」と非難し「日本政府としても、できることを全て行っていく」と強調した。
