俳優の永瀬正敏さん、浅野忠信さんが24日、映画『箱男』公開記念舞台挨拶に登場。箱をかぶって全身を隠した撮影の裏側を明かしました。 【画像】永瀬正敏、佐藤浩市から「“デートしよう”って」　27年前、映画が製作中止に　2人が交わした会話 永瀬さんが演じたのは、段ボールを頭からすっぽりとかぶり、一方的に世界をのぞき見る『箱男』になろうとする主人公の“わたし”。その存在を乗っ取ろうとするニセ箱男を浅野さんが演じました。

■浅野忠信「パンツ脱いでいても気づかれない」

イベントに登場した（左から）石井岳龍監督、浅野忠信さん、永瀬正敏さん、白本彩奈さん、佐藤浩市さん

27年前に一度、製作が進行するも頓挫した経緯のある本作。今回、悲願の公開を迎え、永瀬さんは「言葉にならないですね。感無量です」と喜び、浅野さんは「力強い作品ができたので、本当に公開の日を迎えられてうれしいです」と挨拶しました。 実際に箱をかぶりながら撮影を行った2人。永瀬さんは「撮影中はちょっと暑かったですね」と振り返りつつ「浅野くんはほぼパンイチ（パンツ一丁）でやっていた」と秘密を暴露しました。 浅野さんは「（箱に）入るとみなさんが存在を忘れてくれるんですよね。普段（箱に）入っていないと“浅野さん、ちょっと待ってください”とか声をもらえたりするんですけど、もう本当に誰も相手にしてくれません。中でパンツ脱いでいても気づかれないですから」と笑みを浮かべました。 すると永瀬さんが「俺だけ気づいた」とボソリ。浅野さんは「確かに、箱が2つあって入っていると、永瀬さんと僕だけ目が合っている気がして」と語り、永瀬さんは「何かが芽生える」と、シンパシーを感じたことを明かしました。