１１号満塁本塁打を放ったヘルナンデスを迎える大谷翔平（ＡＰ）

◆米大リーグ　パドレス０―５ドジャース（１１日・米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク） 　ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同２位のパドレスに完封勝ち。対パドレスの連敗を２で止めた。「２番・ＤＨ」で先発出場した大谷翔平投手（２９）は３打数無安打１四球だった。 　この日のパドレス先発はナックルボーラーの右腕・ウォルドロンだった。初回１死の第１打席はナックルなどで追い込まれ、５球目の９２・７マイル（約１４９キロ）直球で左飛だった。３回２死二塁の第２打席は外角８０・８マイル（約１３０キロ）のナックルを打って出たが、フェンスオーバーまでもうひと伸び足りず、またも左飛。それでも、６回１死の第３打席は四球を選び、２試合連続出塁とした。７球のうち４球がナックルだったが、不規則な変化を見せる球をしっかり見極めた。 　５点リードの７回１死一、二塁の第４打席は４番手右腕・ブリトの前に投ゴロ。この時点で打率３割５分２厘まで下がり、３割５分３厘のクワン（ガーディアンズ）に両リーグトップの座を明け渡した。９回には代打を送られ、今季３度目の途中交代となった。 　この日のペトコパークには０４年の開場以降、史上最多の４万６７０１人の観客が集まった。敵地だが、三塁側はドジャースファンも多く訪れ、ブーイングと歓声が入り交じる雰囲気の中でゲームは行われた。試合は６回にＴ・ヘルナンデスが大谷に並ぶチームトップタイの１１号満塁本塁打を放つなど、ド軍が快勝した。