（左から）パーク壱番街商店会の橋本さん、矢野会長、国本さん、塩越さん

　「楽ぱく秋まつり」が10月27日、八王子駅近くの「パーク壱番街通り」で行われる。（八王子経済新聞） 【写真】会場となるパーク壱番街通り 　パーク壱番街通りは、西放射線通り商店街（ユーロード）通り沿いの「ドン・キホーテ八王子駅前店」（八王子市中町）から国道20号（甲州街道）までを結ぶ街路。2018（平成30）年から地元の「パーク壱番街商店会」が企画し、毎秋にイベントを行っている。昨年は街路の道路改修工事で中止になったため、今回は2年ぶり4回目の開催となる。 　今年も引き続き道路の改修工事が行われていることから、「ドン・キホーテ八王子駅前店」から「No DRINK 八王子店」（中町）までの区間に限って、街路の歩道を使ってイベントを行う。 　当日はキッチンカーなど15店が参加する。ガトーショコラ専門店「fam 八王子駅前店」、居酒屋「クジラ商店」「スパゲッテリア ルスティカーナ」など商店会に加盟している飲食店がブース出店しフードを提供する。「フードバンク八王子ワークス」はワッフルとコーヒーの販売に加えて、ビー玉転がしゲームなどを行う。整体院「こりトリはうす」（横山町）は「ちょこっとマッサージ」と題したサービスを提供するなど、各店が趣向を凝らした企画を用意する。 　特設のステージでは、地元八王子ゆかりのミュージシャンによるライブや、フリースタイルフットボールチーム「SUR DE WAVE（シュール・ド・ウェーブ）」などによるパフォーマンスの披露が行われる。出店ブースで商品を購入した人にスタンプを押し、2店のスタンプを集めた先着300人に景品を進呈するスタンプラリーも行う。11時から14時までの間は、ハロウィーンイベント「はちおうじハロウィン」とコラボし、来場した子どもたちへ菓子を配布する。 　イベントに携わる「こりトリはうす」の橋本純夫院長は「もともとは商店会に所属する飲食店が中心となって、自分の店をアピールする場として始まった。楽しく、パクパク食べられるイベントということで、『楽ぱく』という名になった。今年は道路のリニューアルもあるので、通りが将来どうなるかもアピールできたら」と話す。 　イベントに携わる塩越和子さんは「お店もバラエティー豊かだし、ハロウィーンもあるので、親子で楽しめるおもちゃ箱をひっくり返したようなイベントになる」と話す。 　温泉施設「八王子温泉 やすらぎの湯」などが入っていた「八王子グランド東京ビル」（旧西武百貨店）が昨年、解体されるなど同街路では再開発が進む。フードバンク八王子（中町）の国本康浩さんは「この商店街は今後、変わっていくので、イベントも年に1回だけのような点から線にしていきたいと思っている。お客さんには点が線につながっていくイメージを持ってもらえるようにできたらいい」と話す。 　同会会長を務める不動産業者「セイシンハードウェア」（横山町）の矢野理信社長は「皆さんに楽しんでいただけるイベントになれば。来年は道路工事も終わり商店街の全エリアでできるようになる。個店が並ぶようなイベントを継続してやっていきたい」と意気込む。 　開催時間は11時～16時。雨天決行。