【MLB】メッツがソト獲得に本腰 オーナーのコーエン氏がソト本人と代理人ボラス氏に面会予定
今オフのFA市場最大の大物と注目されるフアン・ソトの争奪戦がいよいよ本格的にスタートする。ニューヨーク・ポストの報道によると、ソト獲得の本命に挙げられているメッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏が来週にもソト本人と代理人のスコット・ボラス氏に面会するため、カリフォルニアに向かう予定となっているという。リーグ優勝決定シリーズでドジャースの前に敗れたメッツが、来シーズンに向けて大型補強に乗り出しそうだ。 10月に26歳の誕生日を迎えたソトは、今シーズンヤンキースで打率.288、41本塁打、109打点、OPS.988の大活躍。25歳の若さでメジャー通算200本塁打を達成するパワーだけではなく、4年連続で四球の数が三振数を上回るアプローチのよさも兼ね備えており、安定感のある打撃はメジャー屈指の実力を持っている。争奪戦にはメッツや今季所属したヤンキースだけでなく、ムーキー・ベッツの内野再転向で右翼のポジションが空くドジャースの参戦も噂されており、ビッグマーケットのチームによる激しい争いが繰り広げられそうだ。 一方で、メッツが獲得を目指すのはソトだけではない。ボラス氏はコービン・バーンズ、ブレイク・スネル、アレックス・ブレグマンなど多数のスター選手と代理人契約を結んでおり、彼らと面会する可能性があると見込まれている。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は、メッツが多額の出費も辞さない構えであることを伝えており、今回の訪問は積極補強の下準備ともいえそうだ。 また、メッツはFAとなった主砲ピート・アロンソとも再契約を目指す意向が報じられており、こちらも高額の契約が必要になることが予想される。同時に先発投手も補強ポイントとなっており、こちらでも補強に意欲を見せているようだ。プレーオフの主役の座は逃したメッツだが、このオフFA市場の主役となることは間違いなさそうだ。