豊富な海藻を食べて育った天然アワビ 南三陸町の冬の魅力発信へ 初の「あわびフェア」開催〈宮城〉
仙台放送
地元で採れる旬の天然アワビを冬の観光客の誘致につなげようと、宮城県南三陸町で11月19日から「あわびフェア」が開催されます。 柔らかく蒸したアワビとウニのあんかけご飯に、生と蒸したアワビの食べ比べができるすし、チリソースをかけた中華風の味付けなど、ずらりと並んだアワビ料理の数々。 これは、地元の観光協会が、観光客が減る冬に南三陸の食の魅力を楽しんでもらおうと企画しました。南三陸町歌津地区の干しアワビは、昭和天皇に献上された歴史があり、昨シーズンは12.5トンが水揚げされています。18日は報道機関や関係者に向けた発表会が開かれ、アワビ料理を試食した人たちは、新たな観光資源の可能性に期待を寄せていました。 試食した人 「味はいろいろ工夫されているが、しっかりアワビの味と食感が残っていておいしい」 「刺身か焼いたものしか食べないので、料理としてあまり食べたことがないので、新鮮で良かった」 南三陸町観光協会 食の魅力プロモーション部会 及川満 部会長 「豊富な海藻をいっぱい食べて育っているアワビを、ぜひ食べに来てほしい」 イベントには南三陸町内の22の飲食店や宿泊施設が参加し、11月19日から来年2月末まで、それぞれ自慢のアワビ料理を提供するということです。
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