「なりきり駅長」の衣装を着て記念撮影を楽しむ親子（綾部市里町・市天文館パオ）

　「あやべキッズ乗り物フェア」が20日、京都府綾部市里町の市天文館パオで開かれた。JR福知山線・舞鶴線の全線開通120周年記念の企画展や紙工作など多彩なコーナーが並び、多くの親子連れでにぎわった。 　公共交通を利用する機会の少ない子どもたちに電車やバスと親しんでもらおうと、市と市教育委員会が初めて催した。 　企画展では、福知山線・舞鶴線の歴史を主要駅の歴代駅舎の変遷とともにパネルで紹介。電車の写真を背景にした撮影コーナーも設けられた。 　来場者は京都交通のバス車両をデザインしたペーパークラフトを作ったり、スタンプラリーを楽しんだりしていた。コミュニティーバス「あやバス」の絵画展の表彰式もあった。 　親子3人で訪れた同市の木南奈央さん（38）は「なりきり駅長」の衣装を着た莉央ちゃん（4）、悠ちゃん（2）を撮影し、「あやバスに乗りたくて来ました。駅長の姿もうまく撮れたと思います」と話した。