広島商工会議所新年互礼会 経済界トップが語る2024年
来月開業する新サッカースタジアムなど広島市中心部の整備が進む中、今年の広島経済はどうなるのか?財界トップを取材しました。 野村舞アナウンサー「4年ぶりの通常開催となる新年互礼会。会場は多くの人で溢れかえっています。集まった広島経済界のトップに2024年の広島経済について聞きました」 新年互礼会には、経済界のトップら約1200人が集まりました。 広島カープ 松田一宏オーナー代行「今年はもっと広島の人たち、地域の人たちにキャッチフレーズではないですが、『よっしゃ!よっしゃ!』と言ってもらえるような1年になればいいと」 今年から新しいサッカースタジアムで戦うサンフレッチェ広島。新スタジアムは広島市中心部への人の流れを増やし、周辺施設への経済効果も期待されます。 サンフレッチェ広島 仙田信吾社長「サッカー王国広島の伝統を背中に背負って、広島を元気にしていきたい。西の中核地点としてそれに貢献していきたい」 ひろぎんホールディングス 部谷俊雄社長「サッカースタジアムもできます。2025年には広島駅前の整備も完成します。非常に楽しみな地域だと思っています」 新スタジアムへの期待感を示したひろぎんホールディングスの部谷社長。グループだけでなく地域社会の持続的な発展へ力を尽くす考えです。 ひろぎんホールディングス 部谷俊雄社長「(スタジアム建設など)非常に楽しみなこともあるので、広島経済は良い方向へ行くと思っています。それに向け我々も貢献したいと思います」 来年春開業する新広島駅ビルに直結する路面電車の工事が進むJR広島駅。着々と整備が進んでいます。 広島電鉄 椋田昌夫社長「実際はラッシュ時間を10分ぐらい短縮できると思う。街の中心部と広島駅が非常に移動しやすく、回遊性のある街づくりに貢献できるのでは」 あちこちで景気の良い話が聞こえてきますが物価上昇の折、気になるのは賃上げです。 広島商工会議所 池田晃治会頭「賃金の引き上げについては大企業を中心に引き上げが続いているが、この流れを日本雇用の7割を占める中小企業へ波及させていくことが重要」 今年度中間決算で過去最高売上高を記録したマツダの毛籠社長も賃上げに積極的な姿勢を示しました。 マツダ毛籠勝弘社長「従業員だけでなく地域経済も含めていろいろな期待があるのは重々承知している。還元果実は分かち合える方向にしていければ」 マツダはラージ商品群と呼ばれる利益率の高い大型SUVCX-60、CX-90に続いて今年の春にはCX-70、CX-80も販売予定でプラグインハイブリッドもラインナップします。 マツダ毛籠勝弘社長「私たちは新たなラージ商品の市場投入を実現するとともに、環境変化の適応を図るべく未来に向けた重要な決断を行います」 マツダは完全電気自動車だけでなく市場のニーズにあったEV化を進めていく考えです。