海自掃海艇沈没受け12~15日予定の志布志港停泊訓練取りやめ 「特定利用空港・港湾」指定踏まえ、初の日米共同対処を想定
海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が福岡県沖で炎上し沈没した事故を受け、海上幕僚監部は12日、宮崎県の日向灘で16~26日に予定していた機雷戦訓練と日米共同の掃海特別訓練を中止すると発表した。これに先立つ12~15日の志布志港(志布志市)での停泊訓練も取りやめる。 海幕によると、海自と米海軍の艦艇が志布志港に12日入り、双方の隊員が互いの艦船内で浸水や火災の対処を確認する予定だった。同港には、これまで米艦艇が補給などで寄港したことはあったが、日米共同訓練をしたことはなかった。 志布志港は8月、平時に自衛隊や海上保安庁が民間施設を迅速かつ円滑に利用できる「特定利用空港・港湾」の指定を受けた。
南日本新聞 | 鹿児島