東国原英夫氏「タカ派の方がもう出ようやと」自民分裂危機に言及「絶対に避けたいのが石破さん」
元宮崎県知事の東国原英夫氏(67)が、5日放送のカンテレ「ドっとコネクト」に出演。新首相に就任した石破茂氏の党内人事や裏金議員の公認問題をめぐる、自民党の分裂危機について言及した。 石破氏をめぐっては、過去の発言と比べ、所信表明演説の内容に対して、野党から「ブレている」との指摘も出ている。 番組では、石破氏が解散総選挙を前倒ししたことについて取り上げ、元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(47)が「分党騒ぎとかね…。自民党に近い方にお話を聞くと、党を割らないためにも早く選挙をやらなきゃダメだっていう圧力もあった」と切り出した。MCのフリーアナウンサー石井亮次(47)も「ウワサで聞いております、私も」とうなずいて同調。 東国原氏は、「高市(早苗)さんのところのコアなタカ派は、『もうやめようや』とか。あるいはそれ以上に、党員党友のタカ派の方たちが『もう出ようや』(と主張している)というのは、僕の知人からも聞こえてきています」と語った。 裏金議員の公認をめぐっても、党総裁選では「議論は徹底的に行われるべき」と話していた石破氏だったが、原則公認を認めるとも報じられており、トーンダウンした印象に。東国原氏は、「これは党内力学で、もう公認せざるを得ない。公認しなかったら、それこそ分党ですよ。みんな出ますよ。『離党だー!』みたいな感じで。(自民党を離党した)世耕(弘成)さんたちもついていますからね。世耕さんも今、無所属-ですから。あの辺が中心になって、自民党から出る人間たちとやるかもしれない。それは絶対に避けたいというのが、石破さんの考え方ですから」と指摘していた。