大阪女性刺殺、胸と腹に傷39カ所 容疑の元夫宅に血?付いた刃物
大阪市東住吉区のマンションで10日夜、住人の女性(52)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された元夫の無職、橋野忠司容疑者(51)=大阪府松原市=の自宅から、血痕のようなものが付いた刃物と衣服が見つかっていたことが府警への取材でわかった。府警は、凶器と橋野容疑者が事件の際に着ていた服の可能性があるとみて詳しく調べている。 捜査1課によると、死亡したのは東住吉区湯里6丁目の橋野美保さんで、マンション3階の共用廊下で血を流して倒れていた。司法解剖の結果、死因は胸や腹を刺されたり切られたりしたことによる失血死で、39カ所の傷が確認された。 橋野容疑者は事件後に現場を離れ、病院に搬送されていた。薬を大量に摂取していたという。逮捕後の調べに、「元妻を殺したのか覚えていない」と供述したという。
朝日新聞社