自然と調和、グッドデザイン建築が都城に次々! スノーピークキャンプ場にGD賞、26年春には隈研吾氏が手掛けるスタバもオープン
宮崎県都城市が同市関之尾町の関之尾公園をリニューアルし4月に開場した「スノーピーク都城キャンプフィールド」が、2024年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)に選ばれた。整備を担ったアウトドア用品大手、スノーピークが応募し、自然と境目のない建築計画が高い評価を受けた。同市の公共施設が選ばれるのは、18年度の市立図書館に続き2例目。 【写真】〈関連〉2024年度グッドデザイン賞に選ばれた「スノーピーク都城キャンプフィールド」=都城市関之尾町(同市提供)
関之尾公園は関之尾滝や、急流が川床の溶結凝灰岩を削った国天然記念物の「甌穴(おうけつ)群」がある市内有数の観光名所。しかし来場者の滞在時間は少なく、市は滞在型の観光拠点を目指してスノーピークに整備を委ねた。 回遊性向上へ適切に施設を配置した。審査員からは「自然の豊かさを感じられる素晴らしい空間」と評価された。 市立美術館では12月8日まで、市立図書館の同賞選出をきっかけに企画された「わたしたちのグッドデザイン」展を開催中。池田宜永市長は「全くの偶然だが、このタイミングで市の宝を輝かせる取り組みに再び評価をいただけたことはうれしい」と喜んだ。 ◇ 都城市下川東4丁目の国道10号沿いに2026年春、初のコラボレーション施設を開業する霧島酒造(都城市)とスターバックスコーヒージャパン(東京都)は10月、同市で合同建設発表会を開き、施設建築を建築家の隈研吾氏が手掛けることを発表した。
南日本新聞 | 鹿児島